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ORC、ATR42初受領 新デザインで23年7月就航へ

 仏ATRは現地時間12月16日、オリエンタルエアブリッジ(ORC/OC)にターボプロップ(プロペラ)機ATR42-600型機の初号機(登録記号JA10RC予定)を引き渡したと発表した。11月7日の当紙既報 [1]の通りロゴが刷新され、機体の塗装も新デザインを採用した。長崎離島路線用の機材として、2023年7月に就航する見通し。

ORCに引き渡されたATR42-600初号機(ATR提供)

ORCに引き渡されたATR42-600初号機の垂直尾翼(ATR提供)

 ATR42は長崎に到着後、訓練を実施して就航に備える。座席数は1クラス48席で、2機のATR42を順次受領し、現行のボンバルディア(現デ・ハビランド・カナダ)DHC-8-Q200型機を更新していく。当初は12月5日に長崎へ到着する予定だった。ORCのTwitterによると、長崎には21日に到着する見通しだという。

 新機材導入に合わせ、新しいロゴマークを制定。「空」「海」「島」をビジュアルイメージとし、空を水色、海を青色、島を緑色で表現した。英文ロゴタイプは「安全安心な高い信頼性を感じさせる企業イメージを表現」するため、安定感のあるボールド系にしたという。

 機体デザインは「飛翔する海鳥」がコンセプト。五島灘を大きく羽を広げて悠々と飛ぶ海鳥をイメージし、白い機体の前方と後方にラインを配した。

 新ロゴはATR就航に先立ち、2023年3月1日から導入する。

関連リンク
オリエンタルエアブリッジ [2]
ATR 日本語版ウェブサイト [3]

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