エアライン, ボーイング, 機体 — 2021年10月28日 17:36 JST

ZIPAIR、3号機が姿現す 元JALの787-8、JA824J

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)にとって3機目となるボーイング787-8型機(登録記号JA824J)が10月28日、羽田空港の格納庫から姿を表わした。親会社の日本航空(JAL/JL、9201)が運航していた機体で、JAL塗装からZIPAIRのデザインに塗り替えられた。

ZIPAIRのデザインに塗装された元JALの787-8 JA824J=21年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ZIPAIRの787-8は、運航中の初号機(JA822J)と2号機(JA825J)はJALが運航していた機体。座席数は2クラス290席で、フルフラットシートを採用したビジネスクラスにあたる「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が18席、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」が272席となっている。

 今後は年2機ずつ増機して2024年度には10機体制を目指す。今年度に導入を計画している3号機と4号機のうち、1機は新造機を受領する見込みだが、ボーイングの製造工程で不具合が生じたことなどから、当初は新造機を予定していた3号機は2号機までと同じ元JAL機になった。

関連リンク
ZIPAIR

シンガポール就航
ZIPAIR、成田-シンガポール就航 初便は乗客1人、貨物は満載(21年9月7日)
なぜZIPAIRはシンガポール就航を決めたのか(21年7月26日)

機内の動画(YouTube Aviation Wireチャンネル
ZIPAIR 787-8 JA822J機内公開 フルフラットシートも

写真特集・ZIPAIR 787-8の機内
(1)フルフラット上級席ZIP Full-Flatは長時間も快適
(2)個人用モニターなし、タブレット置きと電源完備のレカロ製普通席
(3)LCC初のウォシュレット付きトイレ

グループLCC3社の事業説明
ZIPAIRは台北、春秋航空日本は省都へ 特集・売上1000億円狙うJAL系LCCの戦略(21年7月4日)
JAL、成田空港にグループLCC3社機そろう 春秋航空日本を子会社化(21年6月30日)

JALの計画
JAL、劣後債で1500億円調達 条件決定で(21年10月6日)
JAL、A350-1000は計画通り23年度就航 ZIPAIRも新造機受領へ(21年5月7日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post