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ZIPAIR、3号機が姿現す 元JALの787-8、JA824J

 ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)にとって3機目となるボーイング787-8型機(登録記号JA824J)が10月28日、羽田空港の格納庫から姿を表わした。親会社の日本航空(JAL/JL、9201)が運航していた機体で、JAL塗装からZIPAIRのデザインに塗り替えられた。

ZIPAIRのデザインに塗装された元JALの787-8 JA824J=21年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ZIPAIRの787-8は、運航中の初号機(JA822J)と2号機(JA825J)はJALが運航していた機体。座席数は2クラス290席で、フルフラットシートを採用したビジネスクラスにあたる「ZIP Full-Flat(ジップ・フルフラット)」が18席、エコノミークラス「Standard(スタンダード)」が272席となっている。

 今後は年2機ずつ増機して2024年度には10機体制を目指す。今年度に導入を計画している3号機と4号機のうち、1機は新造機を受領する見込みだが、ボーイングの製造工程で不具合が生じたことなどから、当初は新造機を予定していた3号機は2号機までと同じ元JAL機になった。

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機内の動画(YouTube Aviation Wireチャンネル [4]
ZIPAIR 787-8 JA822J機内公開 フルフラットシートも [5]

写真特集・ZIPAIR 787-8の機内
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