ボーイング, 官公庁, 機体 — 2021年8月26日 12:41 JST

カタール空軍向けF-15QAがロールアウト

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ボーイングは現地時間8月25日、カタール空軍(QEAF)向け最新戦闘機F-15QAのロールアウト(完成披露)と命名式を同軍や米空軍とともに米セントルイスで開催した。第1陣は引き渡し前のパイロット訓練後、今年後半にカタールへフェリー(回航)される見通し。

セントルイスでお披露目されるカタール空軍向けF-15QA(ボーイング提供)

 F-15QAは、フライ・バイ・ワイヤ方式の飛行制御や大画面を用いたデジタルコックピット、最新のセンサー、レーダー、電子戦能力などを採用。昨年4月に初飛行した。今年3月から米空軍への引き渡しが始まった最新複座戦闘機F-15EX「イーグルII」にもっとも近いF-15の派生型となる。

 ボーイングは、2024年までカタールのアル・ウデイド航空基地にカタール空軍用の乗員・整備訓練センターを設置・運営し、F-15QAが納入された後はカタール国内での予備品・物流支援も行う。F-15QAは36機製造される。

セントルイスでお披露目されるカタール空軍向けF-15QA(ボーイング提供)

セントルイスでお披露目されるカタール空軍向けF-15QA(ボーイング提供)

関連リンク
U.S. Air Force
F-15EX(Boeing)

F-15関連
F-15EX「イーグルII」命名 最大144機調達(21年4月8日)
F-15EX、米空軍が初受領 F-15C/D後継(21年3月12日)
F-15EXが初飛行 3月までに初納入へ(21年2月3日)
ボーイングと三菱重工、F-15Jを近代化改修 F-15EXの最新コックピット採用(20年7月29日)
F-15EX、コックピットは大画面採用 空自にも能力向上提案(20年7月19日)

ボーイングの軍用機
米海軍、P-8Aを11機追加契約 2機は豪州へ(21年4月1日)
EA-18G、改修プログラム開始 5年で160機(21年3月20日)
KC-46、米空軍から15機追加受注 94機に(21年1月23日)
最新練習機T-7、ライセンス生産前向き 23年初納入目指す(20年7月16日)
哨戒機P-8のいま 各国で導入、米海軍は102機に(20年7月28日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post