官公庁, 機体 — 2021年5月21日 11:58 JST

SUBARU、警察庁に新型ヘリ412EPX初納入 岩手県警配備

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 SUBARU(7270)は5月20日、最新中型双発ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」を警察庁へ初納入したと発表した。同型機の納入は初めてで、同社の宇都宮製作所で操縦と整備の訓練などを実施後、岩手県警に配備を予定している。

SUBARUが警察庁に初納入した412EPX(同社サイトから)

 412EPXは、米ベル・テキストロンが開発した412シリーズの最新型で、同社とSUBARUが共同開発した。メイン・ローター・ギアボックスを強化し、潤滑油がギアボックスから抜けた状態で30分間飛行を継続できる「ドライラン能力」を向上させ、最大全備重量を増加させた。エンジンはプラット&ホイットニー(PW)製PT6T-9 Twin Pacを採用している。

 警察庁からは2019年6月に受注し、412EPX初の受注となった。また、陸上自衛隊の新多用途ヘリ「UH-2」のプラットフォームには、412EPXを採用している。

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