官公庁 — 2020年8月6日 10:20 JST

ブルーインパルス、年内は展示飛行なし 空自が公表

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 航空自衛隊は8月5日、アクロバットチーム「ブルーインパルス」による展示飛行を12月末までは予定していないことを明らかにした。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大が進む中、空自基地の航空祭も中止決定が相次いでおり、多くの人が集まる展示飛行は航空祭以外も実施しない方針を明確にした。

松島基地上空でカラースモークの「リーダーズベネフィット」隊形を披露するブルーインパルス=20年3月20日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire

 空自は5月29日に、医療従事者への敬意と感謝を示す展示飛行を都内で実施。東京以外の地域でも実施を望む声がTwitterなどでみられた。2021年1月以降の予定は、12月中旬以降に空自のウェブサイトで告知するという。

 ブルーインパルスは、宮城県松島基地の第4航空団に所属する第11飛行隊が正式名称。初の公式展示飛行を1960年3月4日に浜松基地(当時の浜松北基地)でF-86F戦闘機を用いて披露した。2代目となるT-2練習機を経て、現在使用しているT-4練習機による公式展示飛行は、1996年4月5日に防衛大学校で行われた。6機のT-4による息の合ったフォーメーションやソロ演技が人気となっている。

松島基地上空でカラースモークの「リーダーズベネフィット」隊形を披露するブルーインパルス=20年3月20日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

白いスモークで線を描きながら東京スカイツリー上空を飛ぶブルーインパルス=20年5月29日 PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

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