エアライン — 2020年7月30日 16:56 JST

JAL、お盆の国内線を再び追加減便 新型コロナで減便率17%に

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 日本航空(JAL/JL、9201)は7月30日、8月の国内線を追加減便すると発表した。お盆休みを含む8月1日から17日が対象で、計画の17%にあたる2511便を減便する。前回22日の発表から減便率は6ポイント上昇し、対象便数は921便増える。当初8月の国内線は計画比91%の便を運航する予定だったが、中国から拡散した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が再び感染拡大の傾向にあるため、2度目の追加減便を決めた。

羽田空港に駐機中のJALの旅客機=20年6月6日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 羽田発着のうち、幹線で期間内の減便対象が累計最多の98便となったのが伊丹線で、追加減便前の運航便数は1日あたり13-15往復だったが、9-14往復に減便する。幹線で伊丹に次いで多い福岡線は76便が減便対象となり、1日あたり13.5-16往復を12-14往復に減らす。那覇線は期間中8便、札幌(新千歳)線は2便が減便対象になる。

 このほか、羽田-熊本線や青森線、伊丹-仙台線など全国で39路線が追加減便の対象になった。JALによると、対象路線や便は需要動向に応じて決まったもので、特定地域でキャンセルが目立つといった傾向はみられないという。

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