エアライン — 2020年7月27日 17:15 JST

ANA国内線、8月は77%運航に 新型コロナで減便増、お盆は88%

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 全日本空輸(ANA/NH)は7月27日、国内線を追加減便すると発表した。8月1日から31日までが対象で、37路線2717便を追加。計画していた124路線2万4814便のうち、23%にあたる86路線5649便が減便となる。7月に入り、中国から拡散した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が再び拡大傾向にあることから、減便を決めた。

8月の国内線を追加減便するANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 8月の国内線は、77%にあたる115路線1万9165便を運航する。ANAは当初、88%にあたる115路線2万1882便を運航する計画で、運航割合は11ポイント低下することになる。また、お盆期間にあたる7日から17日までの夏季繁忙期は88%となり、当初の95%から7ポイント低下する。

 お盆期間を除き運休となるのは岩国-那覇線と、札幌発着の神戸と富山、小松、岡山、広島線の計6路線。いずれも通常は1日1往復運航するが、札幌-広島線の広島発を除き8月1日から6日と、18日から31日まで運休する。広島発札幌行きNH1271便は1日から7日までと、18日から31日が運休となる。

 羽田発着の幹線4路線のうち、お盆期間を除き減便となるのは伊丹線を除いた3路線で、8月の札幌線(1日16往復)は13-15.5往復に減便。福岡線(1日18往復)は16-17.5往復に、那覇線(1日13往復)は12往復となる。一方、1日15往復の伊丹線はお盆期間に減便し、8月は13-14.5往復を運航する。

 羽田を発着する地方路線は、関西や函館、秋田、広島、熊本など26路線が対象。1日8往復の福岡-那覇線は6往復に減便となる。

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【お知らせ】
1段落目の減便数、2段落目の運航便数と減便数を、いずれも当初掲載のものに戻しました。ANAでの集計時に差異があったようです。割合に変更はありません。(20年7月27日 17:59 JST)
1段落目の減便数を更新しました。2段落目の運航便数と減便数も更新しました。割合に変更はありません。(20年7月27日 17:46 JST)

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