エアライン, ボーイング, 機体 — 2019年9月25日 19:48 JST

ニュージーランド航空、787-10確定発注 8機、777-200ER置き換え

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 ボーイングは現地時間9月25日、ニュージーランド航空(ANZ/NZ)から787-10型機を8機確定受注したと発表した。カタログ価格で総計27億ドル(約2897億円)で、現在8機保有する777-200ERを置き換える。

ニュージーランド航空の787-10(イメージ、ボーイング提供)

 8機の確定発注のほか、最大20機導入するオプションも設定した。ニュージーランド航空は今年5月に、787-10を8機発注するコミットメントを発表。発表時の計画によると、エンジンは米GE製GEnxを選択し、初号機を2022年に受領する見込み。完納は2027年を予定する。置き換え対象となる777-200ERは、2025年までに退役する見通しだという。

 787-10は、3機種で構成する787ファミリーでは胴体が最長となる超長胴型の機体で、標準型の787-8より11.6メートル、長胴型の787-9より5.5メートル長い。設計と部品は787-9と95%共通しており、最終組立はすべて米サウスカロライナ州のチャールストン工場となっている。

 ニュージーランド航空は787-9のローンチカスタマーで、2014年6月30日に初号機(登録記号ZK-NZE)を受領。14機導入する計画で、現在は13機運航している。787-10の導入により、787は2機種で計22機を保有することになる。

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ニュージーランド航空
Boeing
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