エアライン, 企業 — 2019年7月29日 10:30 JST

JAL、チャットボットでハワイ旅行提案 3カ月先までお得情報

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 日本航空(JAL/JL、9201)は、チャット形式でハワイの情報を回答するバーチャルアシスタント「マカナちゃん」を活用し、最大3カ月先までの航空券やツアー商品のお得情報を提供する新サービスを7月25日から始めた。

バーチャルアシスタント「マカナちゃん」がハワイのお得情報を提案するJALのサイト

 マカナちゃんは、利用者とのチャットによる自然な会話でサービスを案内するチャットボット。日本IBMとUiPath(東京・千代田区)、Glossom(東京・港区)の協力を得て、ハワイ発着の航空券や航空券と宿泊費をセットにした「ダイナミックパッケージ」、ジャルパックのツアー商品について、いつ行くと安く旅行できるかを最大3カ月先までカレンダーで表示し、比較できるようにした。

 ソフトウェアロボットがプロセスを自動化するRPA(Robotic Process Automation)ソフトウェアの「UiPath」を活用。旅行商品の最安値情報を定期的に検索し、サイト上に表示させることで、旅行時期や旅行形態を比較できるようにした。日本IBMがAIによる自動化の知見を提供し、Glossomがアプリ開発に協力した。

 日本とハワイを結ぶ路線は、2018年3月からJALとハワイアン航空(HAL/HA)のコードシェアがスタートし、運航スケジュールや運賃などの調整に踏み込む共同事業(JV)の開始を目指している。一方、全日本空輸(ANA/NH)は総2階建ての超大型機エアバスA380型機を今年5月から成田-ホノルル線に投入。7月からは週14往復のうち週10往復をA380にするなど、競争が激化している。

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マカナちゃん(JAL)

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