エアライン, ボーイング, 機体 — 2019年1月29日 17:25 JST

ANA、737 MAX 8日本初導入へ 最大30機

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 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は1月29日、ボーイング737 MAX 8を最大30機発注すると発表した。737 MAXを日本の航空会社が導入するのは初めて。2021年度から2025年度にかけて受領する。

ANAが発注を決定した737 MAX 8=16年1月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 30機のうち20機が確定発注、10機がオプションとなる。オプションの内容は非公表。現在、国内線で運航する737-700と-800の後継機として発注する。

 737 MAXは737の発展型で、新型エンジンを採用。標準型は737 MAX 8(1クラス189席)で、737 MAX 8をLCC向けに座席数を増やした737 MAX 200(同200席)、もっとも胴体が短い機体で737-700の後継となる737 MAX 7(同172席)、胴体が長い737-900ERの後継機737 MAX 9(同220席)、さらに胴体を伸ばした737 MAX 10(同230席)がある。

 日本の航空会社が737 MAXを導入するのは初めて。日本の会社では、リース会社のジャパンインベストメントアドバイザー(JIA、7172)が、2017年8月に737 MAX 8を10機確定発注している。

 ANAの小型機は737-700と737-800のほか、エアバス機も保有。2018年12月現在、737-700を7機、737-800を40機、エアバスA320従来型(A320ceo)を6機、A320neoを7機、A321ceoを4機、A321neoを10機導入している。

 ANAHDはこのほか、傘下のピーチ・アビエーション(APJ/MM)向けにA320neoを18機発注する(関連記事)。

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