エアバス, エアライン, 機体, 空港, 解説・コラム — 2018年12月31日 17:30 JST

和の機内食で国際線再参入 搭乗記・スターフライヤー台北便

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 国内最大級の顧客満足度調査「2018年度版JCSI(日本版顧客満足度指数)調査」のうち、国内線の航空会社9社を対象とした国内航空部門で、第1回から10年連続で1位を獲得したスターフライヤー(SFJ/7G、9206)。10月28日からは、国際線再参入となる台北路線を開設した。

北九州発台北行き初便7G801便で機内食の撮影に応じるスターフライヤーの客室乗務員=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

北九州空港で出発を待つスターフライヤーのA320 15号機=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 北九州と中部の2空港から台北の台湾桃園国際空港へ1日1往復ずつ乗り入れ、日本の「和」にこだわった機内食をロゴ入り容器で提供。機材はエアバスA320型機(1クラス150席)で、機内で温かい食事を提供できるよう、ギャレー(厨房設備)にオーブンを搭載した通算15号機(登録記号JA25MC)などを中心に投入している。

 運賃は3種類で、搭乗7日前まで購入でき、予約変更と払い戻しができない「STAR COMET」、3日前まで購入でき、払い戻し可能で予約変更はできない「STAR PLANET」、当日まで購入でき、予約変更も払い戻しも可能な「STAR UNIVERSE」をそろえた。

 北九州線の場合、STAR COMETが片道1万円から、STAR PLANETが1万1200円から、STAR UNIVERSEが4万2000円から。中部線は、STAR COMETが片道1万円から、STAR PLANETが1万2000円から、STAR UNIVERSEが4万5000円からとなる。

スターフライヤー北九州発台北行き7G801便の機内=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

電源コンセントの仕様が変わったスターフライヤーのA320 15号機=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 スターフライヤーのA320は、LCCであれば180席ある座席を150席に抑え、シートピッチが広い点が特徴。15号機は既存機よりさらに1インチ広い35インチ(88.9センチ)とし、従来から電源コンセントも充電用USB端子とコンビタイプになり、USB端子は個人用モニター下部と2カ所になった。

 個人用モニターでは、出入国書類の記入方法も案内している。15号機の場合、台湾のほかに香港の記入例が載っていたので、将来的に就航する計画なのだろう。

 10月28日の北九州発初便の7G801便は、乗客151人(幼児3人含む)を乗せて出発。機長アナウンスでは、台風による影響で揺れる場合があるとあったが、機内サービスに支障が出る揺れはなく、ギャレーで温められた機内食が提供され、ビールなどアルコール類も用意された。

 801便の機内食は、「鶏の唐揚げ」や「サンマの甘露煮」などのメインと、「黒糖エッグタルト」がデザートとして用意された。定刻では北九州を午後3時55分に出発し、台北には現地時間午後5時40分に着く。2時間40分ほどのフライトであることに加え、現地で食事を楽しんでもらうため、軽めのメニューにしたという。唐揚げはスパイシーでおいしかった。

 ドリンクは、スターフライヤーが2006年の就航以来提供しているタリーズのホットコーヒーも用意。軽めの食事を済ませ、コーヒーを飲んでくつろいでいると台北はすぐだった。35インチのシートピッチは国際線で一般的なエコノミークラスよりやや広く快適なので、できれば羽田から飛んでほしいものだ。

 スターフライヤーは2012年7月12日に、初の国際線定期便として北九州-釜山線を開設したが、経営悪化に伴い2014年3月29日を最後に撤退。約4年ぶりの国際線再参入となった。ゆとりあるシートピッチと和にこだわった機内食で、日本人旅行者だけではなく、台湾からの訪日需要獲得を狙う。

*写真は23枚。
*運航スケジュールは写真下に掲載。

北九州空港で台北行き7G801便の乗客を応対するスターフライヤーの地上係員=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

スターフライヤーの台北行き7G801便を表示する北九州空港の出発案内=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

スターフライヤーのA320 15号機の機内=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

北九州発台北行き初便7G801便で機内食を乗客に手渡すスターフライヤーの客室乗務員=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

北九州を出発し台北へ向かう様子を示すスターフライヤー7G801便の個人用モニター=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

台湾の出入国カードの記入方法を案内するスターフライヤー7G801便の個人用モニター=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

香港の出入国カードの記入方法を案内するスターフライヤー7G801便の個人用モニター。次の就航地?=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

北九州発台北行き初便7G801便の後方ギャレーにあるオーブンで機内食を温めるスターフライヤーの客室乗務員=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

北九州発台北行き初便7G801便の後方ギャレーにあるオーブンで機内食を温めるスターフライヤーの客室乗務員=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

北九州発台北行き初便7G801便で機内食を乗客に手渡すスターフライヤーの客室乗務員=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

北九州発台北行き初便7G801便でビールとコップを運ぶスターフライヤーの客室乗務員=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

北九州発台北行き初便7G801便でビールを用意するスターフライヤーの客室乗務員=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

北九州発台北行き初便7G801便で機内食を手に撮影に応じるスターフライヤーの客室乗務員=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

スターフライヤーの北九州発台北行き初便7G801便で提供された機内食=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

スターフライヤーの北九州発台北行き初便7G801便で提供された機内食=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

北九州発台北行き初便7G801便でコーヒーを提供するスターフライヤーの客室乗務員=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

スターフライヤーの北九州発台北行き初便7G801便で提供されたコーヒー=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

北九州発台北行き初便7G801便で乗客が食べ終えた機内食を片付けるスターフライヤーの客室乗務員=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

台北で就航を歓迎する放水アーチをくぐり抜けるスターフライヤーの北九州発初便7G801便=18年10月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

運航スケジュール
北九州-台北線(1日1往復)
7G801 北九州(15:55)→台北(17:40)運航日:毎日
7G800 台北(11:50)→北九州(15:05)運航日:月、水-土
7G800 台北(11:45)→北九州(15:00)運航日:火
7G800 台北(11:35)→北九州(14:50)運航日:日

中部-台北線(1日1往復)
7G811 中部(08:30)→台北(11:00)運航日:月、水-土
7G811 中部(08:25)→台北(10:55)運航日:火
7G811 中部(08:15)→台北(10:45)運航日:日
7G810 台北(18:30)→中部(22:10)運航日:毎日

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