エアライン, 空港 — 2018年3月10日 06:00 JST

ルフトハンザ、成田運休続く 支社長、本社に「忘れるな」

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 ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)のドナルド・ブンケンブルク日本支社長は3月9日、運休中のフランクフルト-成田線について、運休を継続する意向を示した。

成田発着の旅客便を事実上撤退したルフトハンザ=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同路線は需給調整により、2017年1月10日の成田発便から暫定運休している。ブンケンブルク支社長は「成田から完全撤退したか、というと、そういうわけではない」と述べ、成田での需要動向を分析しながら、再就航への検討を進めるとした。

 現在、成田へのルフトハンザ便は運休しているものの、グループ会社のスイス インターナショナル エアラインズ(SWR/LX)が、チューリッヒ-成田線を1日1往復運航している。また、オーストリア航空(AUA/OS)は今年5月16日から、ウィーン-成田線を週5往復で再開する。

 ブンケンブルク支社長は「グループでカバーできる」とした上で、「本社には『成田を忘れるな』といつも言っている」と述べた。一方で、今年の冬ダイヤまでに成田線復活の予定は「ない」と明言した。

 ルフトハンザは現在、羽田に2路線を運航。3月25日から始まる夏ダイヤでは、フランクフルトとミュンヘンから、1日1往復ずつの運航を継続する。成田へは運休中のフランクフルト線のみで、事実上撤退している。

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