エアアジア・ジャパン、初のベジタリアン向け機内食　愛知伝統「菜飯田楽」

　エアアジア・ジャパン（WAJ/DJ）は3月8日、機内食で愛知県の伝統料理を提供すると発表した。県東部・豊橋市の「菜飯（なめし）田楽」で、25日から販売を開始する。菜飯田楽は、同社初のベジタリアン対応食となる。

新機内食「菜飯田楽」をアピールするエアアジア・ジャパンの客室乗務員＝18年3月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　菜飯田楽は、八丁味噌を塗った豆腐田楽と、大根の葉を混ぜて炊いたごはん「菜飯」のセットで、豊橋では200年以上の伝統を持つ。味噌はカクキュー八丁味噌（岡崎市）の田楽味噌を使用する。

　豆腐とごはんのほか、ホウレンソウの胡麻和えと赤白のコンニャク含め煮も添える。肉類を使用していないため、ベジタリアンも食べることができる。260キロカロリー。事前予約した場合は750円で、機内では850円で販売する。

　また、25日からは「スパイシーチキンチャーハンとタイ風オムレツ」も提供。温かいメニューは、きしめんをカルボナーラ風にアレンジした「きしボナーラ」と、ココナッツミルクで米を炊いたマレーシアの「ナシレマ」、エアアジアのロゴをデザインした「REDパンケーキ」の3種類も継続して提供し、計5種類を引き続き用意する。

　中部空港を拠点とするエアアジア・ジャパンは、当初計画より約2年遅れとなる2017年10月29日に就航。現在は1路線目の中部－札幌線のみで、エアバスA320型機（1クラス180席）で1日2往復運航している。

　同社によると、機内食は1便あたり、5種類合わせて10食程度が売れているという。

エアアジア・ジャパンが提供する機内食「菜飯田楽」＝18年3月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

エアアジア・ジャパンが提供を開始する機内食「スパイシーチキンチャーハンとタイ風オムレツ」＝18年3月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

エアアジア・ジャパンが引き続き提供する機内食「きしボナーラ」＝18年3月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

エアアジア・ジャパンが引き続き提供する機内食「ナシレマ」＝18年3月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

エアアジアのロゴをデザインした機内食「REDパンケーキ」＝18年3月8日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

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エアアジア
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