トキエア(TOK/BV)は7月1日、新潟県佐渡島の佐渡空港へのチャーター便を5月28日に運航したと発表した。チャーター便には仏ATR製ATR42-600型機(登録記号JA03QQ)を投入。機体を製造するATRは、佐渡空港を同型機で運航する商業用滑走路として世界最短だと確認した。

佐渡空港へのチャーター便を運航したトキエア(同社提供)
チャーター便は神戸発佐渡行きとして、旅行代理店向けに設定。佐渡-新潟間の定期便は2014年4月から運休しており、約12年ぶりの旅客便再開を目指す一環で実施した。トキエアの長谷川政樹社長は「佐渡と本土を結ぶ新たな移動の可能性を広げ、地域の皆さまの利便性向上、交流人口の拡大、観光振興に貢献していきたい」とコメントした。
佐渡空港は滑走路長が890メートル。離島特有の地理的制約も重なることから、就航可能な機体や運航体制が限定されるという。トキのATR42-600の場合、乗客数を定員の約半分の22人までに抑えなければならない。
ATRは、800-1000メートルの短い滑走路で乗客48人を乗せて離着陸できるSTOL(短距離離着陸)型「ATR42-600S」を開発していたが、サプライチェーンのひっ迫が続いていることや、今後の需要が見込めないとして2024年11月13日に開発中止を発表している。

佐渡空港へのチャーター便を運航したトキエア(ATR提供)

佐渡空港でチャーター便を歓迎するトキエアの長谷川社長(右から2人目)ら(ATR提供)

開発を中止したATR42-600S(ATR提供)
佐渡就航へ訓練
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・トキエア、佐渡就航へ座学訓練 運航時期は未定(25年6月14日)
・トキエア長谷川社長、佐渡就航「滑走路の長さ課題」STOL型開発中止で3号機検討(25年4月25日)
3号機
・前方席は32インチ 写真特集・トキエア 3号機ATR42(25年4月29日)
・トキエア、3号機ATR42公開 前方12席は足元広め(25年4月24日)
ATR42-600S
・ATR、STOL型ATR42-600S開発中止 トキエアが導入意向(24年11月14日)
・STOL型ATR42-600Sのエンジン、カナダ当局から型式証明(23年10月12日)
・エア・タヒチ、STOL型ATR42-600Sを2機導入へ(22年10月17日)
・STOL型ATR42-600S、初飛行成功 年末に大型ラダー追加(22年5月12日)
・STOL型ATR42-600Sの日本就航に期待(21年9月15日)
・ATR、STOL型ATR42-600Sを25年納入開始 佐渡や小笠原視野(21年9月7日)
・小笠原も視野 STOL機ATR42-600S、日本の就航候補地はどこか(21年5月22日)
・STOL型ATR42-600S、22年初号機納入へ ボルテリCEO「日本に短い滑走路12空港ある」(20年2月5日)
・ATR機、小笠原就航も視野 短距離離着陸型の開発進む(18年11月15日)
