ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)は6月25日、上級会員向けカード「ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)」の制度改定について、内容の見直しを検討していることを明らかにした。詳細は9月末までにあらためて案内するという。

SFC制度改定の内容見直しを知らせるANAのウェブサイト
4月の発表では、2028年4月からANAカードとANA Payの年間決済額に応じて会員区分を設け、300万円以上を「SFC PLUS」、300万円未満を「SFC LITE」に分ける。LITEでは空港の「ANAラウンジ」を利用できず、航空連合「スターアライアンス」の会員資格も従来の最上位「ゴールド」から「シルバー」へ格下げするとしていた。
これに対し、利用者からは反発の声が多数あがった。ANAHDの芝田浩二社長は4月30日、2026年3月期通期決算会見で本紙の質問に対し、「一定程度の離反というのは織り込んでの話」としつつ、ラウンジの混雑緩和や、実際に多頻度で利用する顧客にメリットのあるサービスづくりなどを進めていく考えを示していた。
ANAではSFC改定に加え、5月19日に実施した国内線サービスのリニューアル後、利用者からはチェックインができないといったシステムの不具合、新運賃「シンプル」などに対する不満の声が出ている。
ANAHDはあす26日に、株主総会を開く。
一方、日本航空(JAL/JL、9201)は23日に株主総会を開いた。決済額に応じて空港ラウンジを利用できなくしたり、加盟する航空連合「ワンワールド」のステータスを引き下げたりする可能性があるかとの質問が株主から出たが、マイレージ・ライフスタイル事業本部長の西田真吾執行役員は、「ラウンジに入りにくくする、あるいはワンワールドのステータスを格下げする改定は考えていない」と回答した。
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