ボーイング, 官公庁, 機体 — 2026年4月28日 22:00 JST

無人機MQ-25A、米海軍向け初号機が初飛行 空母運用へ前進

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 ボーイングと米海軍は現地時間4月27日、無人艦載空中給油機MQ-25A「スティングレイ」の海軍向け初号機による初飛行に成功したと発表した。

初飛行するMQ-25A海軍向け初号機(ボーイング提供)

 飛行試験は、イリノイ州マスカウタのミッドアメリカ・セントルイス空港で実施し、飛行時間は2時間。機体は無人艦載航空ミッション管制システムのMD-5地上管制ステーション(GCS)からのコマンドに応答し、自律的に地上滑走、離陸、飛行、着陸した。離陸後は、あらかじめ設定したミッションプランを実行し、飛行制御やナビゲーション、GCSとの安全な統合を確認した。

 今回の試験では、ボーイングと米海軍の操縦者がGCSから機体へコマンドを送り、性能を監視した。ボーイングは、MQ-25Aを空母環境向けに開発した中で、最も複雑な自律システムと位置付けている。

 今回飛行した機体は、8億5000万ドル規模の技術開発・製造(EMD)契約に基づき、米海軍に納入する4機の技術開発モデル(Engineering Development Model)のうち最初の機体となる。

 MQ-25Aは、空母甲板上での無人機運用を進める足掛かりとなる機体で、有人機と無人機の連携を可能にする。自律空中給油能力により、空母航空団の作戦行動半径と打撃力を大きく拡大し、現在空中給油任務を担っているF/A-18「スーパーホーネット」を本来の多用途戦闘攻撃機としての任務に専念させることが可能になるという。

 今後もミッドアメリカ・セントルイス空港で追加の飛行試験を続け、飛行制御や各種能力の検証を進める。その後、メリーランド州のパタクセント・リバー海軍航空基地へ移し、空母運用資格取得に向けた準備へ移行する。

初飛行に向かうMQ-25A海軍向け初号機(ボーイング提供)

初飛行するMQ-25A海軍向け初号機(ボーイング提供)

初飛行するMQ-25A海軍向け初号機(ボーイング提供)

初飛行するMQ-25A海軍向け初号機(ボーイング提供)

初飛行したMQ-25A海軍向け初号機(ボーイング提供)

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U.S. Navy
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