ANAホールディングス(ANAHD、9202)は3月27日、グループ内に3社ある貨物事業会社を統合すると発表した。日本貨物航空(NCA/KZ)を存続会社とし、NCAのAOC(航空運送事業許可)を継続する。統合時期は2027年4月1日を予定し、ANAグループの貨物事業の競争力強化を図る。

グループ内の貨物事業会社を再編するANAHD=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
NCAへ統合するのは、ANAグループで貨物事業の中核を担うANAカーゴ(ANA Cargo)と、NCAの100%子会社で航空運送事業の地上支援業務などを担うNCA Japanの2社。旅客便ネットワークと貨物専用便のオペレーションの連携を高め、営業・運航オペレーション・貨物ハンドリングの一気通貫対応を進める。
ANAHDは2025年8月に、NCAを完全子会社化した。ANAグループ内での貨物事業統合へ検討を進めており、事業の最適化と効率化を図っている。ANAとNCAはすでに貨物スペースの相互活用のほか、北米・欧州路線での貨物便コードシェア(共同運航)などを進めている。また4月以降は、ANAとNCAは海外での販売体制の一元化に加え、国内外3空港で上屋体制を集約。国内は中部(セントレア)と関西の2空港、海外はシカゴ・オヘア国際空港が集約対象で、国内の販売体制の一元化や国内外空港の上屋集約は今後検討を進めるなど、統合を加速させていく。
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