エアライン, ボーイング, 機体 — 2017年6月21日 15:08 JST

JAL、エコノミークラス2度目の世界一 英スカイトラックス調査

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 日本航空(JAL/JL、9201)は現地時間6月20日、英国を本拠地とする航空業界の調査・格付け会社SKYTRAX(スカイトラックス)社が実施する「ワールド・エアライン・アワード」のうち、エコノミークラス部門で世界一を受賞した。

パリ航空ショーで開かれたスカイトラックスの授賞式で「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」を受賞したJAL=17年6月20日 Yuriko NAKAO/Aviation Wire

JALスカイスイート777のエコノミークラス=16年6月10日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 全世界の航空会社を対象に、エコノミークラスのもっとも優れたシートを評価する「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」を受賞。JALが受賞するのは、2015年に続いて2度目で、2013年にはもっとも優れたビジネスクラスシートを表彰する「ベスト・ビジネスクラス・エアラインシート」を獲得している。

 受賞したエコノミークラスのシート「スカイワイダー」は、2013年1月に就航したボーイング777-300ER型機の新仕様機「スカイスイート777」から採用。777では従来のシートより約3センチ薄型化し、シートピッチを従来の31インチ(約79センチ)から最大3インチ(約7.6センチ)広げ、足もとスペースを最大10センチ拡大した。

 787では「スカイワイダーII」となり、2014年12月に就航した787の新仕様機「スカイスイート787」に導入した。横9席が世界的に主流となっている787のエコノミーの中で、既存機と同じ8席を維持。シート幅をプレエコ並みの約48センチ(19インチ)、シートピッチを現行の約79センチ(31インチ)より約5センチ広い約84センチ(33インチ)とすることで、快適性を訴求している。

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