空港 — 2025年12月16日 23:18 JST

羽田空港の落とし物、一括検索可能に 交通各社と連携

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 羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)と東京国際空港ターミナル(TIAT)は12月16日、同空港の落とし物検索サービス「落とし物クラウドfind」に新機能を追加し、空港へ乗り入れる交通事業者で拾得された落とし物の一括検索が可能になったと発表した。東京モノレールや京急電鉄(京浜急行電鉄、9006)、京急バス、日本交通、東京ハイヤー・タクシー協会と連携し、利用者の利便性向上を図る。

ターミナルに加えて交通事業者の落とし物も一括横断検索が可能になった羽田空港のfind chat

 新機能は、チャット問い合わせ機能「find chat」に追加。これにより、羽田空港内の各ターミナルに加え、空港へ乗り入れる交通機関で拾得された落とし物もまとめて検索できるようになった。これまでは、利用者が鉄道やバス、タクシーなどの各事業者に個別で問い合わせる必要があったが、複数窓口への照会を一度で済ませられるようにした。

 対象は、第1・第2・第3の各ターミナル(航空会社ラウンジなど一部エリアを除く)、東京モノレール全駅、京急(泉岳寺駅を除く全駅)、京急バス(全路線・貸切・高速・特定バス)、日本交通、東京ハイヤー・タクシー協会となっている。

 サービスの受付時間は、午前9時から午後9時まで。午後9時以降の問い合わせには翌日午前9時以降に順次対応する。利用は羽田空港のウェブサイト内「お忘れ物について」の「 find chat」から。

 落とし物クラウドfindはfind(港区・西新橋)が運営するサービスで、羽田空港は今年3月12日から空港では初めて導入。日本語のほか英語、中国語(簡体・繁体)、韓国語に対応している。

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find chat(羽田空港)

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