スターフライヤー(SFJ/7G、9206)の町田修社長は3月16日、国内線の収益悪化に伴い大手で導入が検討されている国内線燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)について、「導入を十分検討していきたい」を語った。仮に導入が決定した場合、システム改修にかかる時間などを考えると、早くても2027年度以降になるとの見方を示した。

国内線サーチャージの導入を検討するスターフライヤー=26年3月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

スターフライヤーの町田修社長=26年3月16日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
国内線の燃油サーチャージについて、町田社長は「昔から話が出たり入ったりしているが、特に今回のように1年でボーンと上がる状況を考えて、もし紛争が収まれば下がるかもしれないとなると、値上げをするだけでなく、下がったらちゃんとお返しするという意味で、意味のある制度。十分検討していきたい」と語った。
一方、導入時期については、システム改修が必要であるため「2026年度中の導入は、テクニカルな意味で難しいと思う」とし、仮に導入する際は早くても2027年度以降との見方を示した。町田社長によると、燃油費はヘッジをかけているため、2027年上期くらいまではコスト面で大きな影響は避けられるものの、原油価格の高騰が長期化した場合、同年下期以降は影響が生じる可能性を示唆した。
国内線サーチャージは、県営名古屋空港(小牧)や静岡空港などを拠点とするフジドリームエアラインズ(FDA/JH)が導入。日本航空(JAL/JL、9201)も、3月2日に発表した10年後を見据えた新たな経営計画「JALグループ経営ビジョン2035」で、国内線サーチャージの導入を検討することを明らかにした(関連記事)。
FDAの場合、サーチャージは路線の距離に応じて3段階に設定。3月発券分の場合、県営名古屋(小牧)-山形線や中部-出雲線など「カテゴリーA」が片道700円、小牧-青森線や中部-熊本線など「カテゴリーB」が900円、小牧-札幌(丘珠)線や静岡-札幌(新千歳)線、福岡-新千歳線など「カテゴリーC」が1300円となっている。
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