エアライン, ボーイング, 機体 — 2025年12月15日 13:45 JST

スカイマーク、737MAXに新デザイン 初号機26年3月受領へ

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 スカイマーク(SKY/BC、9204)は12月15日、次世代機ボーイング737 MAXの機体デザインを決定したと発表した。新デザインは従来の737-800を踏襲し、垂直尾翼にデザインする青色を機体下部へ拡張する。初号機となる737-8(737 MAX 8)は2026年3月に初受領する見通し。

スカイマークの737 MAXに施す新デザイン=25年12月15日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 ブランドカラーの「SKY BLUE」は、現行機では垂直尾翼のみ。737 MAXでは青色を機体後方の下部に拡張し、流れるようなデザインを施す。スカイマークの本橋学社長は新デザインについて、遠目からも新機材を認識できるようにしたと説明した。

 また翼端に備える「ウイングレット」には、ハートマークを2つデザイン。内側と外側にそれぞれ配置する。既存機はハートやサクラなどをデザインしており、737 MAXではハートを2つデザインする「ダブルハート」を採用する。同社の荒牧秀知専務によると、ダブルハートは社内投票で決まり、737 MAXはダブルハートに統一するという。

スカイマークの737 MAXのウイングレットに施す新デザイン「ダブルハート」=25年12月15日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 スカイマークは、現行機材737-800(1クラス177席)の後継機として、737 MAXのうち標準型の737-8を13機、胴体長がもっとも長い737-10(737 MAX 10)を7機の計20機を導入予定。2026年3月の737-8初受領に向け、パイロットの訓練に使用するフルフライトシミュレーター(FFS)の導入などの準備を進めてきた。

 737 MAXの初号機を受領できると、今年度の機材は737-800が29機と737-8が1機の計30機。2026年度は32機、2027年度から2029年度は33機体制を計画しており、現行機の737-800は順次退役させる。

 737-8は、リース導入の6機を3月から受領し、7機発注した購入機は2027年度に1機、2030年度から6機を順次受領する。座席数が約19%増えて1クラス210席となる737-10は、2027年度から7機を受領。おもに幹線に投入し、乗りたくても乗れなかった「取りこぼし需要」(本橋社長)の獲得強化を図る。

新デザインを施したスカイマークが導入する737-10(右)と737-8の模型=25年12月15日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

新デザインを施したスカイマークが導入する737-10の模型=25年12月15日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

新デザインを施したスカイマークが導入する737-8の模型=25年12月15日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire


【動画】スカイマーク 737 MAX フルフライトシミュレーター

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動画(YouTube Aviation Wireチャンネル
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