成田国際空港会社(NAA)は3月24日、2018年度末までの中期経営計画を発表した。就航都市数を計画期間中に海外130都市以上、国内20都市以上を目指す。LCCの就航割合は旅客便の発着回数に占める割合で30%以上を目指す。
成田の就航都市数は現在海外107都市、国内17都市で、LCCの就航割合は約25%。国内のLCC各社は台北や香港など国際線を強化しており、国内線はこのところ新規就航都市が増えていない。
NAAの夏目誠社長は、「国内には他空港からLCCが就航しているものの、成田から路線がない都市が長崎と宮崎、石垣の3都市だ」と言及。また、羽田空港からの旅客数が多く、LCC参入が実現していない都市として、「北九州や函館、徳島、高知、岡山があり、これからの就航地として考えられるのではないか」と語った。
「就航地を決めるのはLCCだが、NAAとしてマーケティングやプロモーションで自治体に働きかけ、就航地拡大を目指したい」と意気込みを述べた。
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成田国際空港
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