エアライン, 空港 — 2016年3月25日 10:03 JST

成田からのLCC、石垣など誘致目指す NAA夏目社長が意欲

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 成田国際空港会社(NAA)は3月24日、2018年度末までの中期経営計画を発表した。就航都市数を計画期間中に海外130都市以上、国内20都市以上を目指す。LCCの就航割合は旅客便の発着回数に占める割合で30%以上を目指す。

LCCの就航地拡大を目指す成田空港=15年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 成田の就航都市数は現在海外107都市、国内17都市で、LCCの就航割合は約25%。国内のLCC各社は台北や香港など国際線を強化しており、国内線はこのところ新規就航都市が増えていない。

 NAAの夏目誠社長は、「国内には他空港からLCCが就航しているものの、成田から路線がない都市が長崎と宮崎、石垣の3都市だ」と言及。また、羽田空港からの旅客数が多く、LCC参入が実現していない都市として、「北九州や函館、徳島、高知、岡山があり、これからの就航地として考えられるのではないか」と語った。

 「就航地を決めるのはLCCだが、NAAとしてマーケティングやプロモーションで自治体に働きかけ、就航地拡大を目指したい」と意気込みを述べた。

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