エアライン, 機体, 空港 — 2026年8月5日 18:50 JST

ANA、Dash 8認定中古2機目が羽田到着 11空港経由でカルガリーから

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 羽田空港に8月5日午前11時20分ごろ、ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のANAウイングス(AKX/EH)が運航するデ・ハビランド・カナダDash 8-400(旧ボンバルディアQ400)型機のメーカー認定中古機の2号機(登録記号C-FKQX、JA466A予定)が到着した。すでに製造を終了している機種のため、日本の大手航空会社では異例の中古機導入となり、無事故の機体を計7機導入する。

羽田に到着したANAのDash 8-400認定中古機の2号機=26年8月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 今回羽田に到着した機体は、カナダのカルガリーを現地時間7月29日に出発。同国内のトンプソン、グースベイ、アイスランドの首都レイキャビク、ノルウェーのベルゲン、クロアチアの首都ザグレブ、エジプトのフルガダ、オマーンの首都マスカット、インドのインドール、同コルカタ(旧カルカッタ)、ベトナムのダナン、那覇と、11空港を経由して羽田のビジネスジェットなどが駐機されているスポットへ到着した。羽田到着まではデ・ハビランド・カナダの機体で、今後ANAHDが所有し、ANAウイングスが運航する機体になる。

羽田に到着したANAのDash 8-400認定中古機の2号機。カナダ国籍のC-FKQXとして到着した=26年8月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 Dash 8-400の認定中古機は、メーカーのデ・ハビランド・カナダの責任下でANA機と同じ仕様に改修した機体。導入後10年は運航可能な機体で、新造機と同様に一定期間のメーカー保証付き。当紙の調べでは、7機はすべてLOTポーランド航空(LOT/LO)傘下の地域航空会社Eurolot(15年に運航停止後LOTが吸収)が2012年から2013年にかけて導入した機体となる。

 ANAのDash 8は、2003年11月1日に就航。座席数は1クラス74席で、主に地方間路線に投入しており、現在は25機保有している。もっとも新しい機体は、今年3月22日に就航した認定中古機の初号機(JA467A)となる。

 ANAHDは当初、90席クラスのリージョナルジェット機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」でDash 8を置き換える計画だったが、三菱重工業(7011)が開発中止を2023年2月7日に正式発表したことで、別の機材を導入する必要が出てきた。

 これを受け、ANAHDはリージョナルジェット機のエンブラエルE190-E2を2025年6月に正式発注。確定発注が15機、オプションが5機の最大20機を2028年度から受領する。また、7月29日にはE190-E2を8機追加発注すると発表。アイベックスエアラインズ(IBEX、IBX/FW)との共通事業機として、2029年度の運航開始を目指す。

伊丹空港のスポットへ向かうANAのDash 8認定中古機の初号機=26年3月6日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire

羽田に到着したANAのDash 8-400認定中古機の2号機=26年8月5日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
全日本空輸

認定中古機
ANA、Dash 8認定中古機が就航 無事故・メーカー保証(26年3月23日)
ANA、Dash 8認定中古機の初号機が伊丹到着 メーカー保証付き(26年3月6日)
ANAのDash8認定中古機、全機が元LOTポーランド機 25年から経年機更新(24年9月13日)
ANA、Dash8の認定中古機 メーカー保証付き、7機導入(24年7月22日)

E190-E2
ANAとIBEX、国内線の受委託合意 E190-E2で29年度めど(26年7月29日)
ANA、777Xと737MAX受領遅れ IBEXと提携しE190-E2追加発注(26年7月29日)
ANA、E190-E2パリ航空ショーで正式発注 28年度から国内初導入、エンブラエルとも初契約(25年6月17日)

有識者会議
中堅4社への出資規制を正式廃止 国内航空のあり方報告書公表=国交省(26年6月1日)