昨年12月にニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)で、日本航空(JAL/JL、9201)のエアバスA350-1000型機(登録記号JA10WJ)が駐機中、牽引中のイスラエル機に接触されたトラブルの影響で、2月28日までの国際線運航計画を追加変更した。当該機の整備が長引いているためで、新たに羽田-シカゴ線などの欠航が決まった。

JFK空港で駐機中にイスラエル機に接触されたJALのA350-1000 10号機JA10WJ=25年7月18日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire
追加された欠航便は、2月1日の羽田-ニューヨーク線(JL6/5便)に加え、これまで対象外だった羽田-シカゴ線(JL10/9便)が2月中旬に計4往復8便、成田-シカゴ線(JL56/55便)も同期間に計4往復8便が運航を取りやめる。
また、長距離路線の機材繰りの影響で、羽田発着の北京線(JL25/20便)やソウル(金浦)線(JL95/90便)といった短距離線でも、2月10日から26日にかけて一部便が欠航。JALはこれまで1月30日までの欠航や機材変更を発表していたが、影響が2月末まで拡大した。3月1日以降の計画は、改めて発表する。
接触トラブルは、JFKで現地時間2025年12月14日に発生。整備作業を終えて駐機中だったJALのA350-1000に、牽引移動中だったアルキア・イスラエル・エアラインズのA330-200の右主翼が接触した。JAL機はコックピットの窓などに損傷を受け、現地での整備処置が必要となった。接触当時、両機に乗客はおらず、けが人はいなかった。
JALのA350-1000は現在10機で、イスラエル機に接触された10号機は昨年7月29日に就航したばかり。同社の鳥取三津子社長は1月6日に、11号機の受領前倒しをメーカー側と調整していることを明らかにした(関連記事)。
1-2月の影響便
◆羽田-ニューヨーク(欠航)
JL6 羽田→ニューヨーク
・欠航日:1/12、22、24、30、2/1
JL5 ニューヨーク→羽田
・欠航日:1/12、22、24、30、2/1
◆羽田-ダラス・フォートワース(欠航・機材変更)
JL12 羽田→ダラス・フォートワース
・欠航日:1/18、26、28
・機材変更(777-300ER):1/2、4、6、8
JL11 ダラス・フォートワース→羽田
・欠航日:1/18、26、28
・機材変更(777-300ER):1/2、4、6、8
◆羽田-シカゴ(欠航)
JL10 羽田→シカゴ
・欠航日:2/13、16、19、22
JL9 シカゴ→羽田
・欠航日:2/14、17、20、23
◆成田-シカゴ(欠航)
JL56 成田→シカゴ
・欠航日:2/14、17、20、23
JL55 シカゴ→成田
・欠航日:2/13、16、19、22
◆羽田-ロンドン(欠航)
JL43 羽田→ロンドン
・欠航日:1/10、14、20
JL44 ロンドン→羽田
・欠航日:1/10、14、20
◆羽田-パリ(欠航)
JL45 羽田→パリ
・欠航日:1/16
JL46 パリ→羽田
・欠航日:1/16
◆羽田-北京(機材変更・欠航)
JL21 羽田→北京
・機材変更(767-300ER):1/1-18
JL22 北京→羽田
・機材変更(767-300ER):1/1-18
JL25 羽田→北京
・欠航日:2/10-12
JL20 北京→羽田
・欠航日:2/11-13
◆羽田-上海虹橋(機材変更)
JL81 羽田→上海虹橋
・機材変更(787):1/4、8、9
JL82 上海虹橋→羽田
・機材変更(787):1/4、8、9
◆羽田-ソウル金浦(欠航)
JL95 羽田→ソウル金浦
・欠航日:2/23-25
JL90 ソウル金浦→羽田
・欠航日:2/24-26
関連リンク
JAL国際線 AIRBUS A350-1000
日本航空
駐機中にイスラエル機接触
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