三菱重工業(7011)は6月25日、シンガポール・チャンギ国際空港のターミナル間を結ぶ自動無人運転車両(APM)システムの改修工事を受注したと発表した。信号や通信、軌道などの主要設備を更新するもので、2030年に工事完了を予定している。

シンガポールのチャンギ空港内にある商業施設「ジュエル」を走る三菱重工の自動無人運転車両=24年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
今回の工事は、同社のアジア地域拠点であるシンガポール法人Mitsubishi Heavy Industries Asia Pacificを通じて受注。運行を維持したまま段階的に改修を進める。
チャンギ空港へはAPMシステムを2007年に納入。3カ所のターミナル間を約6400メートルで結んでいる。これまでに輸送力増強工事や運行・保守契約も継続して受注している。

チャンギ空港に導入されている三菱重工の自動無人運転車両(同社提供)
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三菱重工業
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