エアライン, ボーイング, 機体, 空港, 解説・コラム — 2025年6月15日 12:58 JST

エア・インディア、AI171便遺族と生存者に中間支援金 タタグループの1億ルピーに追加

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 エア・インディア(AIC/AI)は現地時間6月14日、インドのアーメダバードで12日に起きたAI171便(ボーイング787-8型機、登録記号VT-ANB)墜落事故で死亡した乗客の遺族や生存者に対し、250万ルピー(約417万円)の中間支援金を支給すると発表した。すでに発表済みのタタグループによる1億ルピー(約1億6700万円)の支援に加える形となる。

AI171便の遺族と生存者に中間支援金を支給するエア・インディア=25年5月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同社はX(旧Twitter)への投稿で、「この非常に困難な時期に、現地のチームが支援とケアの提供に全力を尽くしている」と述べ、犠牲者への哀悼とともに、遺族に寄り添う姿勢を示した。

 AI171便には乗客230人と乗員12人(パイロット2人、客室乗務員10人)の計242人が乗っていたが、乗客1人を除き死亡が確認された。

 エア・インディアが現在運航している787は、標準型の787-8が26機、長胴型の787-9が7機の計34機。インドの航空当局であるDGCA(インド民間航空総局)の指示により、点検作業を進めており、14日時点で9機が完了したという。

 また、2011年に就航した787にとって、初の墜落・死亡事故となり、機体は全損した。事故機は2014年1月28日に引き渡され、座席数は2クラス256席(ビジネス18席、238席)、エンジンはGE製GEnxを搭載していた。

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