エアライン, ボーイング, 機体 — 2025年2月22日 18:45 JST

767BCF貨物機、改修100機目は順豊航空に

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 ボーイングは現地時間2月21日、767-300BCF中型貨物機の改修100機目となった機体(登録記号N348AE→B-227E予定)を中国の順豊航空(SF Airlines、CSS/O3)へ引き渡したと発表した。

767-300BCFの改修100機目となった順豊航空へ引き渡された機体(ボーイング提供)

 「BCF」はボーイング・コンバーテッド・フレーターの略で、旅客機を貨物専用機に転用するプログラム。中型旅客機767-300型機を改修した767-300BCFは、最大56.5トンの貨物を搭載でき、最大約6190キロ(3345海里)飛行できる。

 100機目となった767BCFは、中国・広州のGAMECO(広州飛機維修工程有限公司)が改修。機首にエンブレムが描かれ、14日に順豊航空へ引き渡された。順豊航空は2016年から767BCFを運航しており、今回の受領で保有機数は23機となり、ボーイングによると世界最多だという。

 GAMECOは小型旅客機737-800を貨物機に転用する737-800BCFへの改修も手掛けており、中国初となる767BCFの改修ラインを2022年に開設した。

 767BCFは、国内の航空会社では全日本空輸(ANA/NH)と日本航空(JAL/JL、9201)が導入。それぞれ自社で運航していた旅客機を改修している。

順豊航空へ引き渡された767-300BCFに描かれた100機目のエンブレム(ボーイング提供)

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