官公庁, 機体 — 2023年9月16日 13:55 JST

米空軍、次期ステルス爆撃機B-21のエンジン試験開始

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 米空軍は開発中のステルス戦略爆撃機B-21「Raider(レイダー)」のエンジン試験を始めた。ノースロップ・グラマンのカリフォルニア州パームデール施設で地上試験プログラムの一環として、現地時間9月12日に開始したと発表。世界初の第6世代航空機となるB-21の飛行試験に向け、不可欠なマイルストーンとなった。

エンジン試験を開始した米空軍のステルス戦略爆撃機B-21「レイダー」(同軍提供)

 B-21は、ノースロップ・グラマンが開発したB-2と同じく全翼機。老朽化した米空軍の爆撃機B-1とB-2を徐々に置き換え、B-52と併用する形で更新していく。米空軍は少なくとも100機を調達する見込みで、2022年基準の平均調達単価は6億9200万ドル(約806億円)としている。

 ノースロップ・グラマンは「10のキーファクト」としてB-21の特徴を打ち出しており、オープンアーキテクチャーの採用により、旧世代の航空機と異なりブロック・アップグレードを実施しない。

 “デジタル爆撃機”として、アジャイルソフトウェア開発や高度な製造技術、デジタルエンジニアリングツールを採用し、製造リスクを軽減。データのクラウド環境への移行を成功させており、より低コストなインフラで機体を運用できるようにした。

 また、B-52やB-1、B-2よりも優れた搭載量や航続距離、攻撃力になるとみられ、通常弾頭と核弾頭に対応する。

 B-21の就役日は未定だが、基地は決定。サウスダコタ州のエルスワース空軍基地が最初の主要作戦基地で、正式な訓練部隊となる見通し。残りの基地は、ミズーリ州のホワイトマン空軍基地とテキサス州のダイス空軍基地が望ましい場所とされており、いずれもB-1やB-2が配備されている基地となる。

米空軍のステルス戦略爆撃機B-21「レイダー」(同軍提供)

米空軍のステルス戦略爆撃機B-21「レイダー」(同軍提供)

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U.S. Air Force
Northrop Grumman

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