エアライン, 機体 — 2023年7月25日 16:06 JST

JALのホンダジェットチャーター、羽田-新千歳418万円から

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 日本航空(JAL/JL、9201)と丸紅(8002)が出資するJALビジネスアビエーション(JALBA)は7月25日、小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」の一般向けチャーターの価格例を発表した。羽田-新千歳間を1泊2日で往復する場合、418万円(税込)で4人まで乗れる。

ホンダジェット=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 価格例は往復利用で、最大4人まで。10月28日までの夏ダイヤ期間と、10月29日から2024年3月30日までの冬ダイヤ期間で設定し、夏ダイヤの羽田発着の場合、関西空港が2日間(1泊2日)で330万円、3日間(2泊3日)が374万円、那覇空港が2日間682万円、3日間726万円、下地島空港が2日間726万円、3日間770万円となる。

 同時期に成田発着の場合は、関空が2日間275万円、3日間319万円、新千歳が2日間330万円、3日間374万円、那覇が2日間616万円、3日間660万円、下地島が2日間660万円、3日間704万円となる。

ホンダジェットの客室=PHOTO: Yoshikazu TSUNO/Aviation Wire

 いずれも那覇と下地島はホンダジェットでは直行できないため、往復とも途中の空港に給油で立ち寄る。

 これらは価格例のため、ほかの運航区間や旅程も可能。チャーター代には運航会社の運航費、空港ハンドリング料、着陸料などが含まれ、日帰りは2日間と同じ価格で手配できる。寒冷地は防除氷費用が必要になる場合や、冬季は空港規則により駐機できない場合、別の空港へフェリー(回航)する費用が生じる場合があるという。

価格例(2日間/3日間)
7月21日から10月28日出発
羽田発着
関西空港:330万円/374万円
新千歳空港:418万円/462万円
那覇空港:682万円/726万円(テクランあり)
下地島空港:726万円/770万円(テクランあり)

成田発着
関西空港:275万円/319万円
新千歳空港:330万円/374万円
那覇空港:616万円/660万円(テクランあり)
下地島空港:660万円/704万円(テクランあり)

10月29日から24年3月30日出発
羽田発着
関西空港:341万円/385万円
新千歳空港:418万円/462万円
那覇空港:671万円/715万円(テクランあり)
下地島空港:748万円/792万円(テクランあり)

成田発着
関西空港:275万円/319万円
新千歳空港:330万円/374万円
那覇空港:605万円/649万円(テクランあり)
下地島空港:682万円/726万円(テクランあり)

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