エアバス, エアライン, 機体 — 2022年10月14日 05:50 JST

LATAM、A321XLRを5機導入へ チャプター11は11月脱却

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 米国の大手航空機リース会社ALC(エアリース・コーポレーション)は現地時間10月13日、LATAM(ラタム)航空グループ傘下のラタム航空(LAN/LA)とエアバスA321XLRのリース契約を5機締結したと発表した。ALCが発注済みのA321XLRの中から2025年秋から2026年にかけて引き渡される見通し。

ラタム航空のA321neo(上)とA321XLR(エアバス提供)

 A321XLRはA321neoの航続距離を延長した超長距離型で、同機の導入で長距離の新路線開設を目指す。今年7月にロンドン近郊で開かれたファンボロー航空ショーで、A321XLRの発注意向を表明していた。

 LATAMグループは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、2020年5月に日本の民事再生法にあたる米連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請して再建手続きを進めており、今回の発注も再建に伴うもの。LATAMの12日の発表によると、11月第1週にチャプター11から脱却できる見通し。

 グループの航空会社は、ブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、ペルーの5カ国で国内線を運航し、欧州とオセアニア、米国、カリブ海地域への国際線も運航している。

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