エアバス, エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2022年3月22日 17:50 JST

ANA、26日まで羽田-仙台臨時便 787一部投入、24日まで

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 全日本空輸(ANA/NH)は3月22日、定期便を運航していない羽田-仙台間の臨時便を26日まで設定すると発表した。福島県沖を震源とする地震の影響で、東北新幹線が一部運休しているため。また、24日までの羽田-仙台間は20日と21日同様、一部便の機材をボーイング787-8型機に大型化する。

—記事の概要—
羽田-仙台臨時便
機材大型化

羽田-仙台臨時便

羽田-仙台臨時便を26日まで設定するANA=22年3月17日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 新たに運航が決まった羽田-仙台間の臨時便は25日と26日の2日間で、各日5往復ずつ設定。羽田からは午前7時15分発のNH1501便から午後6時発のNH1509便まで、仙台からは午前8時55分発のNH1502便から午後8時発のNH1510便まで、それぞれ5便ずつ運航する。

 機材は1往復目のNH1501/1502便が737-800(2クラス166席)、残りの4往復は767-300ER(2クラス202席)を使用する。

機材大型化

 機材大型化は、23日と24日の羽田-仙台間の臨時便と、24日と25日の羽田-秋田線定期便が対象。羽田-仙台間には787-8を、羽田-秋田線には767などを投入する。

 各日4往復ずつ設定する羽田-仙台間のうち、23日は最終便のNH1507/1508便、24日は3便目のNH1505/1506便と最終便のNH1507/1508便を大型化。767-300ERを787-8の国内線仕様機(78P、2クラス335席)に大型化する。

 1日5往復運航する羽田-秋田線のうち、羽田発は4便目のNH407便、秋田発は最終便のNH410便を大型化する。機材は日にちより異なり、24日はエアバスA320型機(2クラス146席)をA321(2クラス194席)に、25日はA321を767-300ERに、それぞれ大型化する。

 JR東日本は地震の影響で脱線した東北新幹線について、22日に一部区間で運転を再開。現在は郡山-一関間で運転を見合わせている。不通区間のうち郡山-福島間を4月2日ごろ、仙台-一ノ関間は4日ごろの運転再開を計画しており、20日前後の全線再開を目指す。

臨時便の運航スケジュール(3/25-26)
羽田→仙台
NH1501 羽田(07:15)→仙台(08:15)機材:737-800
NH1503 羽田(09:10)→仙台(10:10)機材:767-300ER
NH1505 羽田(12:40)→仙台(13:40)機材:767-300ER
NH1507 羽田(14:15)→仙台(15:15)機材:767-300ER
NH1509 羽田(18:00)→仙台(19:00)機材:767-300ER

仙台→羽田
NH1502 仙台(08:55)→羽田(09:55)機材:737-800
NH1504 仙台(11:00)→羽田(12:00)機材:767-300ER
NH1506 仙台(14:20)→羽田(15:20)機材:767-300ER
NH1508 仙台(16:00)→羽田(17:00)機材:767-300ER
NH1510 仙台(20:00)→羽田(21:00)機材:767-300ER

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地震情報(気象庁)
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運航の見通し(ANA)
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