エアバス, エアライン, 機体 — 2013年8月12日 12:39 JST

ピーチ10号機、“東北の翼”が仙台へ

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 ピーチ・アビエーション(APJ)にとって10号機目のエアバスA320型機(登録番号JA810P)が8月12日、商業運航に初投入された。初便は関西発仙台行きMM131便で、仙台空港には午前8時45分に到着した。乗客数は172人で、定員180人に対してほぼ満席だった。

“WING of TOHOKU”のデカールが貼られ関空に駐機中のピーチ10号機=8月11日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 10号機は4月の関西-仙台線就航を記念し、復興支援活動の一環として「WING OF TOHOKU(ウイング・オブ・東北)」と名付けられた。東北6県の小中学生を対象とした愛称募集が行われ、福島県福島市の小学4年生、竹田和奏(わかな)さん(9)の愛称が選ばれた。

 6日にエアバス社のドイツ・ハンブルク工場で命名式が行われ、竹田さん一家が招かれた。愛称は8日に関西空港へ到着後、機首左側に貼り付けられた。APJのA320計10機のうち、8機が仏トゥールーズ製で、ハンブルク製は10号機が2機目となった。

 10号機の商業運航初便は、当初は関西発福岡行きMM151便だったが、仙台行きMM131便に変更となった。折り返し便のMM132便も、午前9時19分に乗客170人を乗せて仙台を出発し、午前10時39分に関空へ到着した。

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