エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2021年11月15日 18:26 JST

JALのA350、13号機が11/17就航 福岡行きJL305便

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 日本航空(JAL/JL、9201)は、羽田空港へ11月13日に到着したエアバスA350-900型機の13号機(登録記号JA13XJ)を17日の羽田発福岡行きJL305便から投入する。今年度内に計画している14機体制まであと1機となった。

*就航日が11月18日に決定。記事はこちら
*機材繰りにより就航延期。記事はこちら

JALのA350国内線ファーストクラス=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

JALのA350-900=21年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 13号機は、エアバスの最終組立工場がある仏トゥールーズで現地時間11月10日に引き渡され、羽田には13日午後3時30分に到着。その後は羽田の格納庫で客室内に鶴丸ロゴを飾るなどの「就航前改修」を行っていた。初便の福岡行きJL305便は、羽田を午前7時5分に出発し、午前9時に到着を予定している。

 JALのA350-900は国内線用機材で、13号機の座席数はこれまでの機体と同じ3クラス369席(ファーストクラス12席、クラスJ 94席、普通席263席)。全クラスに新シートを導入し、全席に電源コンセントと充電用USB端子、個人用画面を備え、機内インターネット接続「JAL Wi-Fiサービス」を無料で提供する。繁忙期などには、普通席を増やした3クラス391席仕様(ファーストクラス12席、クラスJ 56席、普通席323席)に変更できる。

 10月31日開始の冬ダイヤからは、羽田-伊丹線にもA350を投入。これにより、国内幹線全4路線でA350を運航することになった。また、今年3月26日から投入している伊丹-那覇線は、ファーストクラスを羽田便以外で初導入した。

 JALのA350はボーイング777型機の後継機で、確定発注は標準型のA350-900が18機、長胴型のA350-1000が13機の計31機で、このほかにオプション(仮発注)で25機購入できる契約を締結している。A350-900は主に国内線用777-200の、A350-1000は長距離国際線用777-300ERの後継となり、A350-1000は2023年度の就航を計画している。

 13号機はJALが今年度に受領したA350としては5機目。年度内に15号機まで引き渡され、2022年3月末時点で14機が運航中となる見込み。

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