エアライン, 機体, 空港 — 2021年11月1日 15:11 JST

HACのATR3号機、11/8就航 前日に丘珠到着、機材更新完了へ

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 日本航空(JAL/JL、9201)グループの北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)は11月1日、仏ATR製ATR42-600型機の3号機(登録記号JA13HC)が7日に札幌の丘珠空港へ到着し、翌8日に就航すると発表した。2020年から同社初の機材更新を進めてきたが、今回の3号機就航で完了する。

*丘珠到着の記事はこちら

鹿児島空港に到着したHACのATR42-600 3号機(同社提供)

 3号機の外観は、JALグループが加盟する航空連合「ワンワールド・アライアンス」の特別塗装で、ATR機へのワンワールド塗装は世界初。7日は就航前の整備作業行っている鹿児島空港を午前10時10分にNTH4250便として出発し、丘珠には午後2時に到着する見込み。

 8日の初便は、丘珠を午前9時20分に出発し、午前10時に函館へ到着するJL2743便。その後は函館発奥尻行きJL2891便、奥尻発函館行きJL2890便、函館発丘珠行きJL2742便、丘珠発利尻行きJL2883便、利尻発丘珠行きJL2882便の計6便に投入を予定している。

 3号機は仏トゥールーズを現地時間9月29日午前10時35分(日本時間同日午後5時35分)に出発。ギリシャとエジプト、オマーン、モルディブ、スリランカ、インドネシア、フィリピンを経由し、鹿児島には6日目の10月4日午後2時40分に到着した。HACは機材整備をJALグループで鹿児島を拠点とする日本エアコミューター(JAC/JC)に委託しており、これまでの2機も鹿児島で就航前整備を終えてから丘珠入りしている。

 HACのATR42は22年ぶりとなる新機材で、1998年3月の就航当初から運航してきたサーブ340B型機3機を置き換える。初号機(JA11HC)が2020年4月12日に、2号機(JA12HC)は今年4月20日に就航した。3号機が就航すると、最後まで残ったサーブの2号機(JA02HC)が退役し、HAC初の機材更新が完了する。

関連リンク
北海道エアシステム
ATR 日本語版ウェブサイト

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写真特集・HAC ATR42-600初号機丘珠到着
前編 22年ぶり新機材
後編 サケや利尻昆布で北海道を表現