エアバス, エアライン, 機体 — 2021年8月24日 18:30 JST

JAL、羽田-伊丹にA350 伊丹-那覇にもファーストクラス、冬ダイヤ計画

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 日本航空(JAL/JL、9201)グループは8月24日、2021年度冬ダイヤ(10月31日から22年3月26日)の国内線計画を決定した。低騒音機のエアバスA350-900型機の導入を進め、羽田-伊丹線にも投入するほか、伊丹-那覇線と羽田-石垣線でもファーストクラスを導入する。グループの北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)は運航中のサーブ340B型機を、後継機となるATR製ATR42-600型機への更新を11月に完了する。

羽田-伊丹線に投入するJALのA350=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

—記事の概要—
機材更新
路線計画

機材更新

 羽田-伊丹線は通常、1日15往復運航する。このうちA350(3クラス369席:ファースト12席、クラスJ 94席、普通席263席)は冬ダイヤ期初から1日3往復程度への投入を計画する。残りはボーイング787-8型機(3クラス291席:ファースト6席、クラスJ 58席、普通席227席)などでの運航を継続する。

 A350は伊丹線への投入により、羽田発着の幹線4路線すべてに導入することになる。現在は10機保有し、年度内に15号機までの受領を計画。2022年3月末の時点では14機が運航中となる見込み。

A350の国内線ファーストクラスを紹介するJALの客室乗務員=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 1日2往復の伊丹-那覇線は冬ダイヤ期初から3往復に増便する。3往復ともA350で運航し、ファーストクラスを羽田便以外で初導入する。3月からは1往復のみA350で運航し、残りの2往復にはファーストを設定する767-300ERを投入する。

 同路線には今年3月26日からA350を導入済みだったが、これまでは12席あるファーストクラスをクラスJとして販売していた。

 1日2往復の羽田-石垣線にも、ファーストを設定する767-300ERを投入する。繁忙期を中心にとしたもので、冬ダイヤ期間は12月24日から1月4日までと、3月18日から26日までが対象となる。

11月に機材更新が完了し3機体制となるHACのATR42-600=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 HACは、現在2機ある340Bのうち残りの2号機(登録記号JA02HC)を秋ごろに退役させる。初号機(JA01HC)は9月6日に最終便を運航し、11月までに全機が退役する見通し。後継機として導入しているATR42-600は現在2機保有し、11月からは3号機の運航を開始することで、機材更新が完了する。

路線計画

 沖縄路線を運航する日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)は、夏ダイヤで開設した季節便の関西-宮古線と中部-石垣線、中部-宮古線の3路線を、冬ダイヤ期間中も運航する。いずれも繁忙期のみ1日1往復ずつの運航で、期間中は10月31日と12月24日から1月4日、3月18日から26日まで設定する。またHACは、札幌(丘珠)-奥尻線を土日や年末年始など50日間運航する。

 増便は伊丹-那覇線を含め6路線で、1日3往復運航する伊丹-熊本線は4往復に増便。HACの札幌(丘珠)-女満別線は週3往復から週11往復に増便する。日本エアコミューター(JAC/JC)の鹿児島-沖永良部線は年末年始に1日3往復から4往復に増便。鹿児島-屋久島と徳之島の3路線も、一部期間で増便する。

 減便は4路線で、1日3往復の伊丹-松山線を2往復に、同2往復の成田-伊丹線を1往復に減便。HACの札幌-三沢線を週4往復から3往復に減便し、札幌-奥尻線の運航期間は函館-奥尻線を運休する。

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