企業, 空港 — 2021年4月8日 13:30 JST

羽田空港、15分で抗原検査 木下グループが検査センター開設

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 羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)は4月8日、木下グループとともに新型コロナウイルスの抗原検査とPCR検査を受けられる「木下グループ新型コロナPCR検査センター」を報道関係者に公開した。第1と第2ターミナルに、10日にオープンする。検査結果は抗原検査が約15分、PCR検査は最短2時間でわかり、抗原検査は搭乗前の利用を想定している。

羽田空港第1ターミナルに開業する木下グループのPCR検査センターで抗原検査をデモンストレーションする社員=21年4月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 センターでは抗原検査を「クイック検査」と呼び、ブースに入った利用者自身が鼻の穴に綿棒を2センチ程度入れ、検体を採取。検体を入れた「抽出用ボトル」をカウンターに提出すると、約15分で結果がわかる。

 検査を受ける前には誓約書と同意書に署名する必要があり、陽性の場合は医療機関を受診することに同意しないと受検できない。陽性の場合、センターが提携する病院に専用車で移動するか、陽性者を受け入れられる医療機関に自家用車などで向かう必要がある。

 料金はクイック検査が1800円、PCR検査が1900円、PCR検査とクイック検査のセットが3000円。PCR検査は最短で2時間かかるため、出発当日の検査は受け付けない。予約は利用日の5日前から可能で、飛行機に乗らない人も利用できる。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染防止のため、現金決済は受け付けておらず、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済、交通系ICカードで支払う必要がある。場所は第1ターミナルが4階、第2が地下1階。営業時間はいずれも午前9時から午後6時までで、土日祝日も営業する。

 1日の受け入れ容量は、第1と第2ターミナル合わせて抗原検査が約2100人分、PCR検査が約1500人分となる。

羽田空港に開業する木下グループのPCR検査センター=21年4月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 木下グループは、新橋駅前にPCR検査センターの1店舗目を2020年12月にオープン。現在は新宿と渋谷、秋葉原、池袋にも展開しており、羽田の2店舗で計7店舗になった。同社担当者の泉多英さんによると、羽田が一番大きい店舗で、抗原検査を提供するのは羽田が初めて。PCR検査の結果も、センター内に厚生労働省が認定した衛生検査所を持つ羽田が最短2時間で判明するのに対し、ほかの店舗は翌日中になるという。泉さんは「検査サービスにより、安全安心を提供していきたい」と語った。

 羽田空港では、第3ターミナル(旧称国際線ターミナル)内の東邦大学羽田空港第3ターミナルクリニックでもPCR検査を受けられる。日本空港ビルによると、国内線でも検査のニーズがあることから、第1と第2ターミナルにも検査センターを開設することにしたという。

羽田空港第1ターミナルに開業する木下グループのPCR検査センターで使用する抗原検査キットと誓約書/同意書=21年4月8日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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木下グループ新型コロナPCR検査センター
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