エアバス, エアライン, 機体 — 2020年10月20日 20:25 JST

ウガンダ・エアラインズのA330-800、塗装終了しロールアウト 12月導入へ

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ウガンダ・エアラインズ(UGD/UR)のエアバスA330-800型機(A330neo)が、塗装を終了してロールアウトした。エアバスは今後数週間でシステム整備などを進め、引き渡しに向けた準備を進める。

塗装を終えてロールアウトしたウガンダ・エアラインズのA330-800=PHOTO: L. BorrelAirbus

 ウガンダ・エアラインズはA330-800を2機発注済み。今年12月の導入を計画する。

 A330neoは、従来のA330-200と同サイズのA330-800(標準座席数3クラス220-260席、最大406席)と、A330-300の後継となるA330-900(3クラス260-300席、最大440席)の2機種で構成。ともにA350 XWBの主翼技術を取り入れ、ロールス・ロイス社製新型エンジンのトレント7000と空力特性の改善で、1座席あたりの燃費を25%改善した。

 A330-800は今年2月に、EASA(欧州航空安全庁)とFAA(米国連邦航空局)から型式証明(TC)を取得。4月にはエンジンが1基停止しても洋上飛行が一定時間可能な「ETOPS(イートップス)」をEASAから取得した。

 9月末時点の受注実績によると、A330-800の総受注は14機で、ウガンダ・エアラインズが発注した2機のほか、クウェート航空(KAC/KU)が8機、匿名顧客が4機発注している。初号機は2019年に納入予定だったが、まだ引き渡していない。

塗装を終えてロールアウトしたウガンダ・エアラインズのA330-800=PHOTO: L. BorrelAirbus

塗装を終えてロールアウトしたウガンダ・エアラインズのA330-800=PHOTO: L. BorrelAirbus

塗装を終えてロールアウトしたウガンダ・エアラインズのA330-800=PHOTO: L. BorrelAirbus

塗装を終えてロールアウトしたウガンダ・エアラインズのA330-800=PHOTO: L. BorrelAirbus

関連リンク
Uganda Airlines
Airbus

A330-800、180分超の洋上飛行可能に EASAからETOPS取得(20年4月22日)
A330-800、EASAとFAAから型式証明取得 航続距離と燃費向上(20年2月14日)
エアバス、2社目のA330-800受注 ウガンダ・エアラインズから2機(19年4月9日)
A330-800、初飛行成功 19年に型式証明取得へ(18年11月7日)
クウェート航空、A330neo発注 A330-800受注回復(18年10月17日)
A330-800neo、767後継に照準「2番目に市場大きい」(18年5月15日)
ハワイアン航空、787-9を10機発注へ(18年3月7日)
ハワイアン航空、A330neoを19年受領開始(16年10月25日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post