エアバス, エアライン, 機体 — 2018年10月17日 07:58 JST

クウェート航空、A330neo発注 A330-800受注回復

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 エアバスは現地時間10月15日、クウェート航空(KAC/KU)からA330neoを8機受注したと発表した。2019年に初号機が引き渡される見通し。

クウェート航空のA330-800のイメージイラスト(エアバス提供)

A330neoの発注契約書にサインするクウェート航空のユーセフ・アル=ジャーシム会長(左)とエアバスのクリスチャン・シェーラー最高営業責任者=PHOTO: H. Gousse, Master Films/Airbus

 クウェートが発注したのは、2機種あるA330neoのうち、現行のA330-200と同サイズのA330-800(標準座席数3クラス257席、最大406席)。機材更新や拡充に充てる。同社はA350XWBとA320neoファミリーも発注している。

 A330neoは、A330-800とA330-900(3クラス287席、最大440席)の2機種で構成。A330-900は、A330-300の後継となる。ともにA350 XWBの主翼技術を取り入れ、ロールス・ロイス社製新型エンジンのトレント7000と空力特性の改善で、1座席あたりの燃費を改善する。

 主翼は従来の60.3メートルから64メートルに大型化。翼端に装備して燃費を改善する「シャークレット」は、A350の技術を取り入れた。客室はA350のものをベースとし、大型化した手荷物収納棚やLED照明などを採用した新内装「エアスペース」を取り入れる。9月26日付で、A330-900がEASA(欧州航空安全局)から型式証明を取得した。

 A330-800は、ハワイアン航空(HAL/HA)がキャンセルしてボーイング787-9型機に乗り換えたことで、今年2月から受注ゼロの状態が続いていたが、9カ月ぶりに受注を回復した。飛行試験に用いる初号機(登録番号F-WTTO)は、今年2月にロールアウトしている。

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