企業 — 2020年5月11日 11:02 JST

ソニーAIとANA系avatarin、次世代遠隔操作ロボット開発協力

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ソニー(6758)グループのソニーAIと、ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下のavatarin(アバターイン)は5月11日、次世代遠隔操作ロボットの開発協力について基本合意したと発表した。ソニーAIのAI・ロボティクス技術と、avatarinのアバター(遠隔操作ロボット)技術を組み合わせていくことを検討する。

遠隔操作ロボットのイメージ(ソニーAIとavatarinの資料から)

 人間の操作が不要な「自律型ロボット」は安全性やコスト面で導入のハードルが高い。一方、次世代の遠隔操作ロボットは、人が物理的な作業を行うことが困難な場所などでの活躍が期待され、離れた人同士が対面しているかのような臨場感を生み出す「テレプレゼンス技術」とともに、オフィスや店舗、家庭など日常生活の中での活用が想定される。

 今回の基本合意により、ソニーAIはAI技術やロボティクス技術、ソニーグループが持つセンシング、アクチュエータデバイス技術やノウハウと、avatarinの遠隔操作ロボットに関する技術、プラットフォーム、検証結果やノウハウを組みわせられるようになる。両社では、誰もが使いやすい次世代遠隔操作ロボットの技術開発や社会実装の検討を始める。

関連リンク
ソニーAI
avatar-in アバターイン

休館中の水族館を遠隔観賞 ANA系ベンチャー、香川・新屋島水族館で(20年5月9日)
アバターでリモートお見舞い ANA系ベンチャー、加賀の病院で(20年5月4日)
ANA、アバター事業会社「avatarin」設立(20年4月2日)
ANAと三越伊勢丹、アバターで自宅から美術展観賞 日比野克彦展(20年3月25日)
レクサスとANA、アバター使い東京から福岡の自動車工場”見学” 小学生が体験(20年1月28日)
ANAと三越伊勢丹、日本橋にアバター店舗「avatar-in store」開業 遠隔地からデパート”来店”(19年12月5日)
ANAHD、遠隔交流アバター「newme」 片野坂社長「加速度的に増える」(19年10月16日)
ANA、アバターで病院から部活動参加 大分で実証実験(19年9月16日)
発達障がいの子供にもサッカー観戦を ANAなど3社、川崎でJリーグ戦(19年7月28日)
大分県とANA、アバターで家族交流の実証実験 県民モニター募集(19年5月20日)
ANA、アバター事業始動 遠隔操作で接客、釣りや素潜り体験も(18年4月9日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post