エアバス, エアライン, ボーイング, 機体 — 2020年3月11日 19:19 JST

カンタス航空、羽田のジャンボ小型化 9月までA330に

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 カンタス航空(QFA/QF)は、シドニー-羽田線に投入している「ジャンボ」の愛称で親しまれるボーイング747-400ER型機について、現地時間3月30日からエアバスA330型機に小型化する。中国から感染が拡大した新型コロナウイルス(COVID-19)での需要減によるもので、9月中旬までを予定している。

シドニー-羽田線に投入しているカンタス航空の747=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 カンタスの747は3クラス364席で、ビジネス58席、プレミアムエコノミー36席、エコノミー270席。同社のA330はA330-200とA330-300の2機種で、時刻表によるとA330-200を投入するとみられる。

 A330-200は2クラス251席仕様(ビジネス27席、エコノミー224席)と2クラス271席仕様(ビジネス28席、エコノミー243席)の2種類があり、2019年12月16日に就航したシドニー-札幌線の季節便には、251席仕様を投入している。また、夏ダイヤ初日の3月29日に成田から移管するメルボルン-羽田線には、A330-300を投入する。

 カンタス航空は新型コロナの影響により、12機保有する総2階建ての超大型機エアバスA380型機のうち、8機を運航停止。残り4機のうち2機を重整備や内装の改修に回し、残った2機のみで運航する(関連記事)。

関連リンク
カンタス航空

A380は8機運航停止
カンタス航空のA380、8機運航停止 新型コロナ影響、9月まで(20年3月10日)

20年末でジャンボ退役
カンタス航空、ジャンボ退役へ 20年末(18年5月2日)

シドニー-羽田線15年8月就航
カンタス航空、羽田にシドニー初便到着 747で毎日運航(15年8月1日)

カンタスグループ
ジェットスター航空、日本3路線減便 ウイルス影響、カンタス航空は香港3路線(20年2月21日)
カンタス航空、札幌-シドニー季節便 12年ぶり就航、来冬も(19年12月16日)
カンタス航空、羽田-メルボルン20年3月就航 成田便運休(19年12月16日)