エアライン, ボーイング, 機体 — 2013年4月19日 10:49 JST

ユナイテッド航空、8500万ガロンの燃料節約へ

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 ユナイテッド航空(UAL)は現地時間4月12日、今年1年間に8500万ガロンの燃料を節約するとの目標を発表した。環境の持続性を図る「エコスカイズ」プログラムの一環で、機材更新や燃費を改善する「ウィングレット」を既存機の翼端に取り付けることなどで燃料消費量を抑える。

ユナイテッド航空の737=12年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ウィングレットを装備するユナイテッド航空の737=12年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 今回の目標は、二酸化炭素(CO2)排出量として82万8750トンの削減、現在の燃料価格では2億7500万ドルの節約に値する。UALではすでにフライトプランの改善や地上滑走時はエンジンを1基のみ使用する、駐機中は地上電源を使用するなどの取り組みを実施しており、1994年以降32%の燃料効率を改善している。

 燃費の優れた機体への機材更新も進めており、昨年7月にはボーイング737 MAX 9型機100機、737-900ER型機50機の計150機を発注。既存機についても、737NG(次世代型737)にはアビエーション・パートナーズ・ボーイング(APB)が開発した新型ウィングレット「スプリット・シミター・ウイングレット」を世界で初めて採用し、757と767には別タイプのウィングレットを装着している。ウイングレット装着機は計300機を上回る。

 スプリット・シミター・ウイングレットを装着した737NGは、退役を進めている737-500と比べて1座席当りの燃費を最大25%削減でき、767などに装着したウイングレットでは、最大5%の燃費改善とCO2排出量削減が見込める。

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