エアバス, エアライン, 機体 — 2019年12月10日 17:10 JST

チリLCCスカイ、A321XLRを10機導入へ

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 エアバスは現地時間12月9日、チリLCCのスカイ・エアライン(SKU/H2)とA321XLRを10機導入することで合意したと発表した。

スカイ・エアラインのA321XLR(イメージ、エアバス提供)

 A321XLRのXLR(Xtra Long Range)は「超長距離」を意味し、燃料タンクを増設することで航続距離は4700海里(約8704キロ)を実現。単通路機では世界最長となる。エアバスによると、東京を起点とした場合、シドニーやデリー、アンカレッジ(米アラスカ州)などへ飛行できるという。

 最大離陸重量(MTOW)は101トン。メーカー標準座席数は2クラス180-220席、1クラスの場合は最大244席設定できる。座席当たりの燃費は、旧世代機と比べて30%改善される。

 スカイは2001年設立。2002年6月にサンチアゴを拠点に運航を開始した。現在はチリ国内線のほか、アルゼンチンやブラジル、ペルー、ウルグアイなど南米各国に乗り入れている。

 運航機材はすべてエアバス機で、11月末現在A319従来型(A319ceo)を11機、A320ceoを2機、A320neoを14機導入している。エアバスではA321XLRの導入により、サンチアゴから米マイアミまで直行便を就航できるようになるとしている。

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