エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2019年10月30日 21:23 JST

ANA、NY線に個室ファースト/ビジネスクラス 11月から777新仕様機

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 全日本空輸(ANA/NH)は10月30日、長距離国際線用ボーイング777-300ER型機の新仕様機を、11月8日から東京(羽田・成田)-ニューヨーク線に順次投入すると発表した。初便は8日の羽田発ニューヨーク行きNH110便で、ニューヨーク発は現地時間8日(日本時間9日)の成田行きNH9便となる。

*ビジネスクラスの搭乗記はこちら

東京-ニューヨーク線に就航するANAの個室型ビジネスクラスTHE Room=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ANAの777-300ER新ビジネスクラスを紹介する客室乗務員=19年7月11日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 新仕様機は、ファーストとビジネス両クラスが約10年ぶりの刷新で、個室タイプの新シートを導入。同社の空港ラウンジ監修も手掛ける建築家の隈研吾氏と、英国のデザイン会社Acumenがデザインを監修した。8月2日から羽田-ロンドン線に投入しており、ニューヨーク線は2路線目となる。2020年3月28日までの冬ダイヤ期間中に、3路線目の羽田-フランクフルト線にも投入する。

 座席数は4クラス212席。ファーストクラス「THE Suite」が8席、ビジネスクラス「THE Room」が64席、プレミアムエコノミーが24席、エコノミークラスが116席で、全クラスに電源コンセントと充電用USB端子を設けた。ドア付き個室タイプとなるファーストとビジネスは、機内の個人用モニターとしては世界初となる4K対応モニターを採用している。

 新仕様機によるニューヨーク線の運航は毎日ではないため、ANAではウェブサイトの予約画面などで確認するよう求めている。

 ANAでは、新仕様機を年内に6機導入予定。既存機も6機改修する計画で、2020年から2021年に完了する見込み。

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関連リンク
国際線 新ビジネス・ファーストクラス B777-300ERのシート(ANA)
全日本空輸

搭乗記・ANA新ビジネスクラスTHE Room
前編 幅広シートでリビングのような個室空間
後編 iPhoneがリモコンになる4Kモニター

THE Room機内の様子
写真特集・ANA個室ビジネスTHE Roomと客室乗務員

写真特集・ANA新777-300ER
(1)43インチ4Kモニターと引き戸付き個室ファーストクラス
(2)ドア付き個室ビジネスクラス
(3)世界最大の個人モニター備える1列10席エコノミー
(4)木目調パネルで落ち着いた空間

777-300ER新客室公開
ANA、国際線777新客室公開 隈研吾氏監修、ビジネスは前後互い違い新配列