エアライン, 空港 — 2019年9月20日 23:58 JST

JAL、成田空港で自動運転実験 10月から貨物コンテナ輸送

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 日本航空(JAL/JL、9201)は、成田空港の制限区域内で航空貨物や手荷物の運送用コンテナをけん引する「トーイングトラクター」を使った自動運転の実証実験を実施する。期間は10月31日から2020年3月31日までで、航空需要が拡大する一方で深刻化する人手不足に対応していく。

*実証実験の様子はこちら

JALが成田空港での実証実験に使うTLDのトーイングトラクターTractEasy(JAL提供)

 今回の実験は、国土交通省が公募する「空港制限区域内の自動走行に係る実証実験」にJALが応募したもの。空港を運営する成田国際空港会社(NAA)とともに実施する。

 場所は成田空港第2ターミナル本館とサテライト周辺の車両通行道路と駐機場。実験車両は、事前に設定した経路を自動走行できるTLDの「TractEasy」、遠隔運行管理システムはSBドライブの「Dispatcher」を使用する。

関連リンク
日本航空
成田空港

【動画あり】JAL、成田空港で自動運転実験 20年度以降に貨物コンテナ搬送実用化へ(19年11月12日)
ZMP、JALと成田空港で自動走行実験 20年にトーイングトラクターで(19年7月27日)
成田空港、自動装着の搭乗橋 AI活用、4月から試験導入(19年3月27日)
ANA、佐賀空港でグラハン新技術を検証 「イノベーションモデル空港」に(19年3月27日)
ANAと豊田自動織機、佐賀空港でトーイングトラクター自動走行試験(19年3月27日)
中部空港、連絡バスの自動運転実験 道路改良せず制限区域走行(19年3月20日)
ANAとソフトバンク、羽田2タミで自動運転バス実験 磁気マーカーでGPS補完(19年1月23日)
ANAとソフトバンク、羽田で自動運転バス実験 20年以降実用化へ(18年2月25日 )
官民で航空業界の技術革新 国交省、省力・自動化推進の連絡会(18年1月30日)