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JAL、成田空港で自動運転実験 10月から貨物コンテナ輸送

 日本航空(JAL/JL、9201)は、成田空港の制限区域内で航空貨物や手荷物の運送用コンテナをけん引する「トーイングトラクター」を使った自動運転の実証実験を実施する。期間は10月31日から2020年3月31日までで、航空需要が拡大する一方で深刻化する人手不足に対応していく。

*実証実験の様子はこちら [1]

JALが成田空港での実証実験に使うTLDのトーイングトラクターTractEasy(JAL提供)

 今回の実験は、国土交通省が公募する「空港制限区域内の自動走行に係る実証実験」にJALが応募したもの。空港を運営する成田国際空港会社(NAA)とともに実施する。

 場所は成田空港第2ターミナル本館とサテライト周辺の車両通行道路と駐機場。実験車両は、事前に設定した経路を自動走行できるTLDの「TractEasy」、遠隔運行管理システムはSBドライブの「Dispatcher」を使用する。

関連リンク
日本航空 [2]
成田空港 [3]

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