エアライン, 企業 — 2018年11月6日 08:27 JST

JALとKDDI、5G活用した空港サービス実証実験 スマホ出さずにチェックイン

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 日本航空(JAL/JL、9201)とKDDI(9433)、KDDI総合研究所(埼玉県ふじみ野市)は11月5日、次世代通信規格「5G」を用いた空港サービスに関する実証実験を、東京・天王洲のJAL本社近くにある「JALイノベーションラボ(JAL Innovation Lab)」で開始した。13日まで実施する。

JALがKDDIなどと5Gの実証実験を行うイノベーションラボ=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 5Gは、2019年度以降に日本へ導入予定の次世代通信規格。現行の「4G」と比べて通信速度や容量が約20倍となる高速・大容量の規格で、4K映像やVR(仮想現実)、センサーを多用した連携、データ遅延の低さから遠隔地とのリアルタイムなやり取りなどが可能になる。

 実証実験では、5G専用端末を使ったタッチレス搭乗ゲートや、乗客のニーズに合わせた情報配信、位置測定を行う。

 タッチレスの搭乗ゲートは、スマートフォンの専用アプリなどで事前チェックインを実施すると、搭乗ゲートに設置した5G受信機器が自動的にチェックイン情報を確認。カバンなどからスマートフォンを取り出さなくても、搭乗ゲートを通過できるという。

 イノベーションラボは、今年4月にオープン。空港や客室の動線を再現したスペースを設け、機内や空港で使う設備や機器を3Dプリンターで試作したり、外部のパートナーを交えて作業するコワーキングスペースなどを用意している。

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