エアライン, 空港 — 2018年10月16日 09:21 JST

ジェットスター・ジャパン、下地島就航へ 成田から19年春

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 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は10月15日、成田-下地島線を2019年春に開設すると発表した。下地島空港の旅客ターミナルが3月30日に開業するためで、1994年以来およそ24年ぶりに定期便が就航する。

成田-下地島線を開設するジェットスター・ジャパン=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 1日1往復で、機材はエアバスA320型機(1クラス180席)。運航スケジュールなどは今後発表する。

 下地島空港の旅客ターミナルは、三菱地所(8802)が今年1月24日に設立した下地島エアポートマネジメント(宮古島市、SAMCO)が運営。資本金は3億円で、7月23日には國場組(那覇市)と双日(2768)が出資者に加わった。

 ターミナルの敷地面積は3万1580平方メートルで、地上1階建ての施設面積は1万3840メートル。当初予定の2018年5月から約1年遅れの2019年3月30日の開業を目指す。

 沖縄県や国土交通省大阪航空局によると、下地島空港は1979年7月5日に開港。地方管理空港で、滑走路は3000メートル×60メートル(RWY17/35)が1本、スポット(駐機場)は大型機用が5つ、中型機用が1つ、利用時間は午前8時から午後7時30分まで。

 島全体が空港用地となっており、国内唯一の民間ジェット機の訓練空港として利用されてきたが、日本航空(JAL/JL、9201)が2011年度、全日本空輸(ANA/NH)が2013年度をもって撤退している。定期便は、1994年7月22日に日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)が那覇-下地島線を運休して以来、乗り入れていない。

 パイロット訓練では、バニラエア(VNL/JW)が2017年にA320を使った訓練を実施している。

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