エアバス, エアライン, 機体 — 2018年9月18日 07:32 JST

デルタ航空のA220、塗装工場からロールアウト 19年就航

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 エアバスは、デルタ航空(DAL/DL)向けA220-100型機(旧ボンバルディアCS100)の初号機が、加ケベック州ミラベルの塗装工場からロールアウトしたと現地時間9月14日に発表した。初飛行は今秋の予定で、2019年初頭に就航する見通し。

ミラベルの塗装工場からロールアウトしたデルタ航空向けA220-100初号機(エアバス提供)

 デルタは2016年4月に、CS100を75機発注。米国の航空会社がCシリーズを発注するのは初めてで、ボンバルディアの民間機受注では過去最大となった。

 その後、ボンバルディアはエアバスに、Cシリーズの製造や販売を担う事業会社「CSALP(C Series Aircraft Limited Partnership)」を売却。今年7月10日にエアバスはCシリーズをA220に改称し、CS100(108-135席)をA220-100、CS300(130-160席)をA220-300に改めた。

 デルタ航空のA220-100は、1列2席+2席のファーストクラスと、1列2席+3席のエコノミークラスの2クラス構成で、足元の広い「コンフォートプラス」も設ける。また、シート背面に機内エンターテインメントシステム(IFE)を設置し、機内Wi-Fiサービスも提供する。

 エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー社製ギヤード・ターボファン・エンジン「PurePower PW1500G」を採用。これまでの旅客機と比べて、燃費で20%、運用コストで15%の向上が図られており、二酸化炭素(CO2)排出量は20%、窒素酸化物(NOx)排出量は50%削減できるという。静粛性の高さや窓の大きさ、シートの幅の広さ、客室内の頭上収納スペース(オーバーヘッドビン)が大型である点なども特長としている。

ミラベルの塗装工場からロールアウトしたデルタ航空向けA220-100初号機(エアバス提供)

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デルタ航空
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