エアライン, 空港 — 2018年8月18日 12:29 JST

仙台空港、施設利用料導入 10月から

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 仙台空港を運営する仙台国際空港会社は8月17日、利用者から旅客サービス施設使用料(PSFC)と旅客保安サービス料(PSSC)を徴収すると発表した。冬ダイヤが始まる10月28日から導入する。

旅客サービス施設使用料を導入する仙台空港=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 PSFCの対象は国内線と国際線の利用者で、PSSCは国際線のみ。1人あたりの金額は税込みで、国内線のPSFCが大人230円、12歳未満の子供120円で、国際線は大人600円、子供300円となる。PSSCは保安検査を行う出発時のみで、大人と子供ともに110円を徴収する。

 いずれも利用者が航空券を購入時に、運賃に含めて徴収する。10月28日搭乗分から対象となるが、国際線は9月28日以降に発券された航空券が対象になる。

 仙台空港では現在、ターミナルの拡張工事を進めている。空港会社によると、拡張部分の開業に合わせて導入するという。また、航空会社の料金負担を軽減し、就航路線の拡充を目指す。

 PSFCは国内の主要空港で導入が進んでいる。大人1人あたりの金額は、羽田は国内線290円、国際線2670円で、成田は第1と第2ターミナルが国内線440円、国際線2610円で、LCCが乗り入れる第3ターミナルは国内線380円、国際線1540円となっている。

 仙台空港は、2016年7月1日に国管理空港として初めて民営化された。2017年度の旅客数は、過去最高となる前年度比8.7%増の343万8630人で、2006年度以来11年ぶりに記録を更新。国内線が7.5%増の315万8243人、国際線が24.3%増の28万387人だった。

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